お金大好きな東京11区下村博文文科省大臣

f:id:musashikojirou:20141202062302j:plain

東北薬科大・高柳理事長(右)は東北大医学部出身。東北医学界の大物が下村大臣に深々とお辞儀した―下村文科相の懇親会で東北薬科大理事長が平身低頭「持ちつ持たれつ」 – フライデー10/17号から引用 http://friday.kodansha.ne.jp/archives/26447/
 


1979年の琉球大学の医学部認可以来、医師が過剰になるとの理由から、新たな医学部の創設は凍結され続けていた。

ところが35年ぶりに新たに認可されたのだ。今回申請した「東北薬科大」「東北福祉大」「宮城大」の中から、「東北薬科大」が選ばれた。
 
下村大臣は、医学部新設に関して東北薬科大の高柳理事長の名誉のために言っておくと前置きして「12名の委員の公平公正な審議のもとに選らばれたことで大臣の恣意的なものはございません」と祝辞を述べている。
 
しかもこのパーティーは参加費1万円で、すべて下村大臣の事務所に納められて。
 
大学関係者として言わしてもらうが、大学の新学科創設で、37年ぶりの医学部新設に大臣の意図が働いていないなど詭弁を信じてはだめだ。
医療関係は多額なお金が動く分野で、献金の額と、選挙応援が一番得られやすいところに決まるだけだ。
 
この写真は「大臣このたびは、大変はご配慮を賜り、ご認可頂きまして誠に感謝しております」という瞬間を捉えたと見るのが普通だ。
このように、文部科学大臣の権限は、絶大であり、バックについている政治家への献金と、選挙協力がなければ、競争に負けるわけだ。
 
つまり、「まじめな大学は負け、資金力があって政権与党の政治家に献金し続けた大学が勝つ」というのがこの業界の常識なのだ。
 

 「大臣の恣意的なものはございません」 ⇒ 「すべて私がやってあげたんだよ、わかってるかな?」

 
このように、強大な許認可権限をもつ、下村博文文部科学大臣は、お金大好きなのである。股をくぐって献金しない大学など、鼻にもかけないというのがこの業界の実態なのだ。
 
わたしもお金大好きですから気持ちはわかりますけどね。でも大臣という立場に立ったらやはりお金に関してはクリーンでいないとだめですよね。